あい: |
団塊の世代の動向が注目されているけど、先ごろ発表された、50〜59歳の中高年男女の『健康・就業・社会活動』に関する調査でも、興味深い結果がでているね。 |
ゆう: |
17年度が1回目の調査で、彼らの意識や行動がどう変化していくか継続して調べていくようだね。 |
あい: |
その中で「ふだんの活動の状況」について聞いたところ、〈家事〉をしている男性は37.8%で、女性の88.7%に比べるとすごく少ない。〈自分の孫や子どもの世話〉や〈身内の介護〉も、女性に比べて少ないね。 |
ゆう: |
やっぱり、まだ50代だから仕事中心で、家庭生活に十分かかわっていない男性が多いんだね。仕事上の責任も重い年代だし、やりたくてもできないのかも知れない。 |
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あい: |
でも、興味深いのは、50〜54歳と55〜59歳の男性を比べると、若干だけど50〜54歳の人たちの方が、〈家事〉や〈自分の孫や子どもの世話〉をやっている人の割合が多いんだよ。 |
ゆう: |
少しでも家庭生活にかかわろうと、早い段階から努力している男性が増えているということなのかな? |
あい: |
そうだったらいいね。定年後の家庭や地域での居場所づくりは、定年になってから急に始めるんじゃなくて、普段から少しずつ心がけて実行していくことが必要だよね。 |
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